ニジニ・ノヴゴロド 国立博物館

画像

 クレムリ(クレムリン)の中に博物館があります。
 工芸品、彫刻、絵画等、規模の割に多様な展示です。

 モスクワ、トレチャコフ・ギャラリーが撮影禁止なので、絵画など、筆者としては嬉しい撮影ができたのですが、そのため、このページは、かなりい多様な作品を幅広く紹介することになります。

画像

 ホホロマです。

画像

 久しぶりに実物を見て感激
 磁器になる前、マイヨールカ(マジョリカ)時代のグジェリ。
 クヴァスニク(クヴァスピッチャー=クヴァス冷却器)です。

画像



画像

 ピョートル大帝(ピョートル1世Пётр I Алексеевич;:Pyotr I Alekseevich, 1672年5月30日~ 1725年1月28日)の肖像彫刻。
 徳川綱吉(1646年~1709年)より少し若く、徳川吉宗(1684年~1751年)より少し年下。
 これだけの写実的肖像彫刻が残っているのも楽しいことではないでしょうか。

画像



画像

 帝政時代、皇室御用達。
 

画像

 全く話題が変わって、大きなマトリョーシカ。
 左下にあるのはキノコ型の木彫容器。
 このような木工ろくろ製品がマトリョーシカの技術的な土台になりました。
 マトリョーシカに戻って、
 作者はソローキン、場所はポールホフスキー・マイダンです。


画像

 筆者の趣味で、突然絵画の紹介になります。
 ヴスネツォフです。
 大画面にアニメのような劇的な世界を描いた画家です。
 これは、説明しなくてもわかりますね。
 「空飛ぶ絨毯」です。

画像



画像

 「森の勇者」シーシキン(Иван Иванович Шишкин, Ivan Ivanovich Shishkin, 1832年1月25日 ~1898年3月20日)です。
 両者のあまり有名でない森の絵という条件付きですが、筆者は、名前を隠されればクールベ (Gustave Courbet, 1819年6月10日~1877年12月31日) と見分る自信がありません。
 

画像


画像

 パレノフ(ポレノフ)の「ベネツィア」という絵です。

画像

 「あっ、パレノフ(Василий Дмитриевич Поленов=1844年~1927年) だ」
 といいますと、年配の女性が「ポレノフです」と、教えてくれました。
 そう、ニジニ・ノヴゴロドは「オカチ」なのです。

 パレノフの名前部分だけをロシア語で示します。
 Поленов
 です。
 西側のアルファベットで書くと
 Polenov
 となります。
 アクセントは後ろのoにあって、これは「オ」と読むから問題はない。
 問題は、アクセントのない前の「o」
 アクセントのない「o」を「ア」と読むのがモスクワ地方の「アカチ」
 そのまま「オ」と読むのが、ニジニ・ノヴゴロドなど、ウラル寄りの地方の「オカチ」

 だからこの地方の人はロシアの首都を「モスクワ(モスクヴァ)」と発音します。
 日本人には馴染みやすい。
 でも、モスクワの人は「マスクヴァ」と発音するのです。

 でも、そんなに単純ではなさそうです。
 例えば、「スパシーバ」は「アカチ」、「オカチ」なら「スパシーボ」です。
 ネットサーフィンすると、どちらの表記も使われています。
 実際、どちらでも通じる。
 でも、ニジニ・ノヴゴロドの駅員さんも「スパシーバ」と発音していました。

 でも、「1」を表す「один」を「オジン」と書く例は見たことがありません。
 単語によって、人によって、「ア」か「オ」かは、かなり揺れがあるようです。

 という、寄り道でした。
 

 パレノフ(ポレノフ)は、マトリョーシカ誕生時モデルになったという伝説のフクルマ(箱根入れ子七福神)が、1932年に玩具博物館に収蔵されるまで、これを持っていたという噂の、アブランツエヴォグループの一人です。
 


画像

 通りがかりに撮影した彫刻をはさみますが・・・・

 以下、しばらくアブラムツェヴォグループの作品が続きます。
 その後アヴァンギャルドへと流れますが、パリの印象派から抽象までの流れと似ているような・・・・

画像

 セロフの「秋の夜」です。
 一寸若いころのムンクに似てるような・・・・


画像




画像

 レヴィタンです。

画像



画像

 ソモフです。

画像

 ヴィノグラートフです。

画像



画像



画像

 マレーヴィチ(Казимир Северинович Малевич1878年~1879年)です。
 この絵は、画集で見た覚えがあるのですが、ニジニ・ノヴゴロドにあったとは知りませんでした。


画像

 赤旗が翻る風景です。
 ロシア芸術は、ソ連革命政府に圧殺され、生気を失っていくのですが・・・・
 「この絵は、それなりに、鑑賞に耐えるような・・・・」



"ニジニ・ノヴゴロド 国立博物館" へのコメントを書く

お名前
メールアドレス
ホームページアドレス
コメント