マトリョーシカ工場(?)、ホホロマ (ホホロムスカヤ・ロースピシ)

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 まず、ホホロマ(Хохлома)の特徴がよくわかる作品をいくつか紹介します。
 スープを取り出すスプーンが周りにぶら下がっています。

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 大きな花瓶です。
 金属光沢を感じますが、木工製品です。

 
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 この展示場(博物館)を持っている工場の名前は、「ホホロムスカヤ・ロースピシ」(Хохломская роспись)です。
 「ホホロマ」は、このような木工製品の名前。
 そして、その名前の元になった村が、セミョーノフ西方にあります。
 「ロースピシ」は、「絵」ですが、一般的な絵画を表す「カルチーナ」に対して、「看板」「絵付け」「装飾」というような含意のある言葉です。

 「ホホロマ絵付け」とでも訳したいのですが、日本語として座りが悪い。
 そんな名前の工場です。

 この工場の博物館は、8月9日、メリノヴォ訪問のついでに見学しました。
 工場と工場内展示場は8月23日に見学しました。
 この工場で、ホホロマと同時にマトリョーシカを大量生産しています。

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 工場正面入り口の建物です。
 入り口がふたつ見えます。
 右が日本風に言えば薬局。薬のお店です。
 左が工場の入り口。

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 車両出入り口です。
 門扉の上にホホロムスカヤ・ロースピシの文字があります。

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 同じ視点から、右側(北側)に視線を移すと、少し離れた所にザラタヤ・ホホロマ(Золотая хохлома=ゴールデン・ホホロマ)と言う博物館があります。

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 博物館の正面です。

 8月13日(金)、予約しておいたのでガイド役職員が工場入り口で迎えてくれました。

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 入り口です。

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 セキュリティ・チェックのある通路
 壁面に大統領、國章、国歌の額がかかっています。

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 敷地内、舗装された広い道です。

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 広大な敷地です。

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 敷地の一角
 伝説の人、セミョーン(Семён)像です。

 あくまでも伝説ですが・・・・
 当時の地方の支配者(王様)が、「武器は十分だが、食器が足りない」ということで、食器(スプーン)作りを命じました。
 セミョーンは、周囲の木材が無くなるほどに、食器を作り続けたという話です。

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 こちらは、実在。
 ソ連時代に、ここに作家養成学校を作ったデザイナー、マトヴェーエフ(Г.П. Матвеев)像です。
 左手に食器、右手に絵筆を持っています。

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 像の下部分、名板を拡大しました。

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 工場内に展示されている、ホホロマ食器作成プロセスです。
 アルミニウムで銀色にし、特殊加工で金色に光らせて、その上に模様を描きます。

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 アルミニウムを塗った木製スプーンです。

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 加工されて金色に光る木製壺です。

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 絵付け風景です。

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 盆。中央部分に、直接風景画を描いています。

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 通路を挟んだ、左右の作業空間。
 とにかく、広い。

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 ホホロマ模様のチェスセットです。

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 工場の中にも博物館のような展示スペースがあります。

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 大きなスプーンです。

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 この工場は、マトリョーシカも大量生産しています。
 その場面を紹介する前に、ザラタヤ・ホホロマという博物館からの情報を先に示します。

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 セミョーンの様子を再現した人形です。

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 マトヴェエフ(上)と、職人たち(下)です。天井の蛍光灯が反射して見にくくなりました。

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 作家の絵の具セットです。

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 昔の制作風景が描かれています。

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 下絵です。

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 イコンです。ロシア正教の監修を受け、中央のイコンから周囲の装飾まで全てホホロマの技法で作られています。


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 暖炉の左側にチェスセット、右に大きなホホロマのデザインで装飾されたマトリョーシカ、暖炉の上に燭台、イースターエッグ、中央に羽ばたく鳥で装飾された木製容器、後ろの壁に風景画で装飾された盆・・・・



 この工場は、独自のサイトを持っています。
 英語のサイトもありますのでURLを紹介しておきます。

 http://www.hohloma.nnov.ru/abouteng/


 

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