マトリョーシカ工場(?)、セミョーノフスカヤ・ロースピシ

 セミョーノフスカヤ・ロースピシ(Семёновская роспись)です。

 セミョーノフには、ホホロムスカヤ・ロースピシとセミョーノフスカヤ・ロースピシという2つの大きなマトリョーシカを作っている工場があります。
 
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 道路に面した建物。
 これが入り口だと思うのですが・・・・

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 乗ってきたホンダ車のタクシー
 後ろの方に、車の出入り口が少し開いています。
 ここから入った所に警備員のいる監視室があって・・・・
 ここから入ってくださいとのこと

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 先程の入り口らしい建物の背後を見ます。
 荒れているような・・・・

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 かなり広い敷地です。
 内庭の整備は、手が回っていない様子。

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 建物の左側に、青い、非常階段の様な階段があって・・・・
 ここから建物に入りました。

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 中は、整然としています。

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 円筒に近い、あまり上部で小さくならない形、
 赤と黄色を基調とし
 色と形がシンプルで、比較的安価なのがセミョーノフ様式の特徴です。

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 クリアラッカーを塗る部屋。
 作業は終了していて職員さんはいなかったのですが、
 「ゴミが空中に舞うと困るから」と、入室を断られました。
 やはりラッカーは、手で塗るそうです。

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 ここは、日本からの注文で桃太郎マトリョーシカを作った工場。
 一隅で、坂本龍馬らしいデザインのマトリョーシカを見ました。

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 カタログを頂きました。
 失礼ながら、工場の雰囲気からは想像できないほどしっかりした、アート紙の、綺麗な印刷です。
 スキャンして画像をアップロードする了解を頂きましたので、主立った製品を紹介します。

 
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 職員さんがカタログを手渡す前に見せてくれたページ
 「木と藁とラッカーによる作品」
 と、書いてあります。
 「インクルスチローヴァンナヤ(Инкрустированная)」
 と聞こえました。
 そのまま訳すと「象嵌」です。

 以前、この単語を「象嵌」と訳すと
 「すごいことをするものだ」
 と感想を頂いたことがあります。

 「象嵌」というのは、土台を彫り込んで、異なる素材を埋め込んで、表面を平にする手法です。
 でも、ここで紹介する作品は、藁を切り抜いて貼り付けているだけです。
 それだけでも、十分に手間のかかる仕事ですが・・・・

 「埋め込まなくてもインクルスチロヴァンヌィと言うのですか」
 「大丈夫。ロシアでは子どもも学校で実習します」
 と、言うことですが、誤解を避けるために、筆者はコラージュと訳すことにしました。

 特殊な処理をした藁は、金色に輝いて、独特の装飾効果を発揮します。

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 螺鈿に近い装飾効果を感じます。
 残念ながら
 「もう、作っていない」
 という話でした。

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 藁で装飾した盆です。

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 藁で装飾した板です。

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 浮き彫り装飾付き木製花瓶です。

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 透かし彫りの入った木製花瓶です。

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 藁装飾付きスープポットです。

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 これは編み物です。

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 これも、編み物。

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 これは、ベレスタと呼ばれる、白樺の皮細工。

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 これもベレスタ

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 これは、塩、胡椒等の容器。

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 これは、木製スプーン

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 これは、サモワールと呼ばれる、ティーポット付き湯沸器。

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 これは、「木製、着色、ラッカー」という説明が無ければ、金属か磁器を感じさせるサモワールです。

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 カタログからの紹介を続けます。
 玩具です。

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 ロシア語でボルチョク、日本語で独楽です。

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 旋盤による玩具です。

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 ジェド・マローズ(厳冬祖父さん)とスネグラチカ(雪娘)
 旋盤人形です。

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 旋盤、入れ子、玩具です。
 一種のマトリョーシカ

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 体内に小人形をたくさん含んだ入れ子人形です。

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 タマゴ型入れ子人形

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 タマゴと皿

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 比較的円筒に近いフォルム、赤や黄色を基調とした、ロシアーノチカと名付けられた、セミョーノフ様式のマトリョーシカ

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 カチューシャと名付けられたダルマ型のマトリョーシカ

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 ふくろう、
 新しいデザインのマトリョーシカ

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 こちらは、猫




 




 

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